ドイツのダイムラー社が所有する高級ブランド『メルセデス・ベンツ』。

現在、コネクテッド、オートノマス(自動化)、シェア、エレクトリック(電気自動車)の4つを開発の柱に掲げ、IT化、EV化、自動運転技術の開発、実用化に積極的です。

中でも自動運転技術に関しては、「ダイムラー(ベンツ)」は自動運転分野でのリーダーを目指すとも述べており、開発に力を入れています。

メルセデス・ベンツの自動運転車への取り組みについて、実用化の時期、現状の対応状況、開発状況などをまとめました。

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メルセデス・ベンツの自動車での実用化はいつ頃になる?

ベンツ製の自動車では、すでにSクラスとEクラスの車種に準自動走行の機能が搭載されています。

一般車両以外でも、2015年にベンツ製の大型トラックの公道での自動運転実証実験が成功しており、2020年には実用化、一般道路を走れるよう開発が進んでいます。

2020年台前半には完全自動運転を実現?

ベンツは、2017年9月のフランクフルトモーターショーにて、完全自動運転のスタディモデル(未来のイメージモデル)を発表しています。

ベンツのロードマップでは、2017年から10年以内にはレベル5の完全自動運転車が実用化され、市街地を走っているだろうと予想しています。

今はまだスタディモデルですが、10年以内には現実の自動車として発売されるであろうというのがベンツの予定です。

実際、ボッシュとの提携時に2020年代はじめに完全自動運転車を市場に投入する予定を発表しています。

現在メルセデス・ベンツから販売中の車種の対応状況

2017年現在、メルセデス・ベンツから発売中の車種の対応状況をまとめました。

Eクラスの対応状況

『Eクラス』は、SクラスとCクラスの中間に位置付けられたモデルです。

2016年にベンツ製自動車で最も早く自動運転システム『ドライブパイロット』が取り入れられたのが、このEクラスです。

Sクラスの対応状況

『Sクラス』はベンツの最上位車種で、4年ごとに後継モデルが出ます。

2017年7月に発売された新型からは、『Eクラス』と同じ自動運転システムが搭載されています。

Cクラスの対応状況

2018年にマイナーチェンジ、19年にモデルチェンジが予定されているCクラス。

2018年のマイナーチェンジでは自動運転機能の搭載は発表されていませんが、ベンツ社は「自動運転機能をハイエンドモデルに限定するつもりはない」と発言しており、19年のモデルチェンジでは搭載が期待されます。

メルセデス・ベンツの自動運転システム『インテリジェントドライブ』とは?

ベンツでは、自動運転機能や運転アシスト機能を総称して、『インテリジェントドライブ』と呼んでいます。

どんな機能があるのでしょうか?

『インテリジェントドライブ』に搭載されている主な機能とは?

  • 前車に追随しつつ、車間距離を保ち、車線維持、車線変更などをアシストする『ドライブパイロット』
  • 並列・縦列駐車をサポートする『パーキングパイロット』
  • 歩行者を検知する自動ブレーキ
  • 周囲の状況を360度の映像で確認できるカメラシステム

完全自動運転へつながる『ドライブパイロット』

ベンツの『インテリジェントドライブ』の目玉となるのが、EクラスとSクラスにも搭載された『ドライブパイロット』です。

全車への追従、車間距離・車線の維持、車線変更のアシストなどの機能はレベル2(部分的自動運転)の自動運転システムで、現状の自動車メーカーではトップクラスの技術です。(日産セレナに搭載されている『プロパイロット』、テスラのモデルS・モデル3に搭載されている『オートパイロット』と同等レベル)

将来的には完全自動運転へと繋がるシステムになります。

乗り心地や技術に対する評価は高く、自動車評論家からもテスラの『オートパイロット』と並ぶ高評価を獲得しています。

メルセデス・ベンツの自動運転技術の開発状況

メルセデス・ベンツの自動運転技術の開発状況をまとめました。

ウーバーと提携し、カーシェアリング事業も狙う

2017年2月、メルセデスベンツを所有するダイムラーは、アメリカの配車サービス最大手『Uber(ウーバー)』との提携を発表しています。

ダイムラーはウーバーに対して自動運転車を提供し、ウーバーは同社のネットワークでこの自動運転車を活用し、ダイムラーにその情報を提供するという関係です。

ボッシュと提携して完全自動運転の開発を急ぐ

2017年4月、ダイムラー(ベンツ)とボッシュは、自動運転技術の開発での提携を発表すると同時に、2020年代初頭に完全自動運転車の市場投入を目標とすることを発表しています。

また、ウーバーと提携しつつも、ボッシュとも共同して自動運転タクシーのシステム開発と量産準備を整えることを発表しています。

自社の自動車を開発・販売するだけでなく、自社のネットワークを使ったカーシェアリング事業でもシェアを獲得するのが狙いです。

まとめ

以上、メルセデス・ベンツの自動運転車への取り組みについて、実用化の時期、現状の対応状況、開発状況などをまとめました。

今後メルセデス・ベンツが自動運転技術の実用化に向けてどのような対応していくのか楽しみです!