ドイツに本社を置く自動部品メーカー『コンチネンタル(日本支社:コンチネンタル オートモーティブ)』は、一般消費者には、タイヤメーカーとしてのイメージが強かもしれませんが、世界でもトップクラスの自動運転技術を持っています。

コンチネンタルの自動運転車への取り組みについて、実用化の時期、現状の対応状況、開発状況などをまとめました。

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コンチネンタルの自動車での実用化はいつ頃になる?

コンチネンタルのロードマップでは、2020年には高速道路でのレベル4の自動運転『クルージングショーファー』の実用化を目指しています。

レベル4では、緊急時以外は完全にシステムに運転を任せ、ドライバーは運転とは別のことをして過ごすことが許可されます。

2022年〜2025年にはより広範囲での自動走行(レベル4)や高速道路における分岐・合流を可能にする『ハイウェイショーファー』の実用化し、2025年を目処にレベル5の完全自動運転を実用化するのが目標です。

現在は、ドイツやアメリカ、カナダなどで公道における自動運転の実証実験を行っています。

コンチネンタルの自動運転技術の開発状況

コンチネンタルの自動運転技術の開発状況をまとめました。

トヨタ、ホンダ、マツダなどの国産自動車メーカーからの発注が2年で倍に

コンチネンタルは、レーダーやカメラなどの先進安全/自動運転システムに欠かせない技術で世界トップクラスの技術力を持っています。

特にレーダーに関しては、世界シェア40%を誇ります。

自動運転技術の重要性が増すとともに自動車部品メーカーとしての世界的な影響力を高めていて、それを象徴するのが日本の自動車メーカーからの受注額が2013〜15年で2倍となっていて、その傾向は今も続いているということです。

トヨタの衝突回避システム『トヨタ・セーフティ・センスC』、ホンダの自動ブレーキシステム『シティブレーキアクティブシステム』、マツダの安全システム『i-ACTIVSENSE』には、コンチネンタルの短距離レーダーやカメラが利用されています。

トヨタは、コンチネンタルと同じくレーダーやカメラの開発に定評がある『デンソー』をグループ会社として抱えていますが、コンチネンタルからも仕入れてることは技術力の評価の高さが伺えます。

実際、10年前までは売上高でデンソーの半分以下でしたが、現在はデンソーを上回る売上高に成長しています。

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自動駐車機能『トレインドパーキング』の機能は?

コンチネンタルが開発した自動駐車機能に、『トレインドパーキング』というシステムがあります。

具体的な機能としては、駐車手順を一度記憶させれば、同じ手順で駐車を繰り返す際にドライバーが駐車スペース付近まで運転してボタンを押せば、システムが以前に学習した駐車手順で自動で車を停めてくれます。

『トレインドパーキング』は2018年に実用化予定です。

将来的には、駐車の手順を記憶させなくても、自動で駐車を行なってくれるようになるはずです。

キー無しで車両へのアクセスを可能にする『スマートアクセス』の目的とは?

2017年8月に、車両キー無しでスマートフォンなどを通してドアのロック解除を可能にする技術を開発しています。

コンチネンタルは現在の鍵は自動運転車社会には見合わないとしていて、キー無しでアクセスできれば、自動運転車によるカーシェアリングなどで応用できる可能性が高いと考えています。

鍵を持ち運ぶ必要がないのは、ユーザーにとってもありがたいですね。

無人タクシーを開発し、走行実験を実施中

コンチネンタルは都市部での利用を想定した無人タクシーを開発していて、すでにフランクフルト拠点での走行実験を行なっています。

今後の事業は、自動車部品メーカーに留まらないかもしれません。

BMWやインテル主導の自動運転車開発連合に参加

BMWなどとも提携しているインテル(Intel)と、自動運転用のAI(人工知能)開発で提携することを発表しています。

その他、アメリカの大手自動車部品メーカーのデルファイなどの企業もインテルとの提携を発表しています

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まとめ

以上、コンチネンタルの自動運転車への取り組みについて、実用化の時期、現状の対応状況、開発状況などをまとめました。

今後コンチネンタルが自動運転技術の実用化に向けてどのような対応していくのか楽しみです!