自動運転技術は、今後市場規模が増大する可能性が最も高い技術の一つです。

自動運転の市場規模について、2020年、2025年、2030年、それ以降に分けて、市場規模の予測をまとめたので、参考にしてください。

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市場規模の前に自動運転のレベルを解説

自動運転には国際標準(SAE)となる6つのレベルが設定されています。

市場規模に関する話題には、レベルに関する話が多くなるので、参照用に軽くまとめておきます。

レベル0(自動運転なし) 自動ブレーキ何もない、従来通りの自動車です。

レベル1(運転支援) 自動ブレーキなどの衝突緩和システムなどが該当します。

レベル2 (部分的自動運転) 車線維持のアシストや前方車両への追従機能、自動駐車機能などが該当します。

レベル3(条件付き自動運転) 低速運転時や高速道路上など、特定の条件下ならシステムに完全に運転を任せることが可能なレベルです、ドライバーの乗車は必要です。

レベル4(高度自動運転) 特定の条件下での完全自動運転が可能なレベルです、ドライバーレスが認められます。日本のレベル分けではレベル4とレベル5を同一のものにしています。

レベル5(完全自動運転) あらゆる条件下での完全自動運転が可能なレベルです、もちろんドライバーレスが認められます。

レベルに関するより詳しい情報は以下の記事にまとめています。

自動運転のレベルを解説!レベル0〜5まで定義の違いを紹介

それでは、予測されている世界市場規模について、年代ごとにまとめていきます。

2020年の市場規模は?(レベル2〜3の自動運転の実用化が予測)

2020年には、レベル2の自動運転車の509万5000台(矢野経済研究所調べ)の普及が予測されています。

2015年以降、日産の『プロパイロット』やテスラの『オートパイロット』など、レベル2の自動運転が実用化されています。

2018年にアウディがレベル3の自動運転の実用化を予定していますが、高速道路での渋滞時のみと、非常に限定された使い道となるなど、まだ本格的な実用化・普及は見込まれていません。

予測市場規模:270億ドル(約3兆円)

2025年の市場規模は?(レベル4〜5の自動運転の実用化が予測)

2025年には、レベル2の自動運転車は2381万2000台の普及が予測されています。

2020年頃から各自動車メーカーからレベル3の実用化が本格的に始まり、2025年にはレベル3が626万7100台の普及が見込まれています。

2020年台前半にレベル4かレベル5の完全自動運転を実用化することを目標にしている自動車メーカーは多いです。

ただ、完全自動運転車が実用化されても、一般消費者向けというよりは、まずはタクシー業者や運送業者などの企業向けへの販売が中心になるでしょう。

予測市場規模:830億ドル(約9兆円)

2030年の市場規模は?(レベル4〜5の自動運転の普及が予測)

2030年には、レベル2が2798万台、レベル3が1786万7000台、レベル4・5の完全自動運転車が224万4400台の普及が予測されています。

この頃から本格的に、自動運転技術が世の中に大きなインパクトをもたらし始めるでしょう。

予測市場規模:1300億ドル(約14兆円)

2030年以降の市場規模は?

2030年以降の予測に関しては、調査会社によってばらつきがあるので断定は難しいです。

というのも、完全自動運転車が普及した場合は大きな社会的インパクトをもたらし、これまでにない市場・サービス(『パッセンジャーエコノミー』)などが生まれる可能性が非常に高いです。

自動車販売だけの市場規模を推定するだけでは意味がなく、カーシェアリングサービスや関連する人工知能・IT産業も含めた市場規模を推定する必要があります。

ですから予測が非常に難しいのですが、参考程度にどうぞ。

2035年には市場規模8000億ドル(約88兆円)の予測

新興国の発展などもあって、自動車の年間販売台数自体が、現在(約9000万台)の約2倍である1億5000万台に伸びると予測されています。

そのうちの約1割ほどが完全自動運転車で、レベル2〜5の自動運転車や関連事業を含めると8000億ドル(88兆円)ほどに達するとの予測です。

2050年の市場規模は7兆ドル(約770兆円)の予測

2050年に関してはかなり大雑把な予測にはなりますが、7兆ドル(約770兆円)という莫大な市場規模になると予測されています。

ほとんどすべての車が自動運転車になることで完全自動運転車を前提とした社会になり、大きな変化が生まれているはずです。

『パッセンジャーエコノミー(乗客経済)』と言われる新たな市場が生まれ、様々な新サービスが普及しているだろう、ということでこの予測になっています。

現在の自動車業界全体の世界市場規模が2兆ドル(220兆円)、2020年台前半には3兆ドル(330兆円)に達すると言われているので、このくらいの市場規模になっても全然おかしくないですね。

まとめ

以上の自動運転車の世界市場規模の予測まとめでした。

数字に関してはあくまで目安です、ですが確実なこととして言えるのは、自動運転やAI技術はこれから社会や経済を最も大きく変える技術の1つということです。

最新情報は常に追っていきたいですね。