『アイサイト』でいち早く自動ブレーキを導入した『スバル(SUBARU)』。

スバルの自動運転車への取り組みについて、実用化の時期、現状の対応状況、開発状況などをまとめました。

スバルの運転支援システム『アイサイト』

すでにスバル車に搭載されている運転支援システムとしては、『アイサイト』があります。

初めてアイサイトが登場したのは2008年で、その時の主な機能は衝突被害軽減ブレーキなどでしたが、今は4度のバージョンアップを経て大幅なレベルアップを遂げています。

まだ最人気車種の『インプレッサ』は最新版ではありませんが、新型のスポーツワゴン『レヴォーグ』やスポーツセダン『WRX S4』などに搭載されている最新のアイサイトには、日産『セレナ』に搭載されている自動運転システム『プロパイロット』と同レベル(レベル2の自動運転)の機能が備わっています。

現在の『アイサイト』搭載されている機能

2017年に新搭載された『ツーリングアシスト』も含めた現在のアイサイトに搭載されている機能は以下の通り

  • 自動ブレーキ
  • 車線中央維持(時速0〜120km)
  • 高速道路での自動追従機能(時速0〜120km)

高速道路での同一車線走行時にアイサイトの機能を利用すると、ドライバーがハンドルやアクセル、ブレーキを操作しなくても、前方車両との車間を保ったり、カーブを走行してくれます。

車線中央維持、自動追従機能は、以前は時速60km以上でないと車線中央の維持は出来ませんでしたが、2017年の最新版ではその制限はなくなりました。

これらの機能は日産の『プロパイロット』にも搭載されていますが、アイサイトの最大のポイントはステアリング(ハンドル)制御が非常にスムーズで自然なことで、専門家からの評価も高いです。

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スバルは『アイサイト』をあえて自動運転技術とは言わない

スバルのアイサイトは、日産のプロパイロットと同レベルの安全システム/自動運転機能があります。

ですが、日産がプロパイロットを自動運転技術と呼んでるのに対し、スバルはあくまでアイサイトを運転支援技術としか呼んでいません、決して劣っているわけではないのに。

この理由は、スバルの思想にあります。

元々アイサイトは衝突回避のために開発されており、機能が進化・増加した現在でも、徹底した衝突回避を追求する姿勢は変わっていません。

スバルの思想の根底には「車は人間が運転するもの」という思想があります。

スバルにとって、自動運転はそれ自体が目的ではなく、安全な運転のための手段なのです。

ステアリング制御のスムーズさなどを重視することからも、その思想が読み取れます。

スバルの自動車での実用化はいつ頃になる?

2020年台前半には実用化が予想されている完全自動運転車ですが、スバルは完全自動運転の実用化の時期を語っていません。

そもそも完全自動運転を実用化させようと思っていません。

他にも、『運転の楽しさ』を追求するマツダは、完全自動運転には消極的な姿勢を打ち出しています。

とは言え、技術レベルとしては無人運転が可能なレベルまで目指す方針です。

今後のロードマップとしては、2020年には高速道路での車線変更なども実現させる計画です。

メルセデス・ベンツやテスラの自動運転システムには車線変更もすで採用されているので、この点に関しては海外メーカーに遅れをとっていますが、そもそも力の入れているところが違いますからね。

スバルの自動運転技術の開発状況

スバルの自動運転技術の開発状況をまとめました。

約30億円かけて北海道のテストコースを改修

スバルは、アイサイトをさらに進化させるため、北海道・美深町にあるテストコース『スバル研究実験センター美深試験場』を約30億かけて改修しています。

高速道路のカーブや合流、市街地を想定した交差点などを新設し、自動運転機能の開発スピードを加速させていきます。

まとめ

以上、スバルの自動運転車への取り組みについて、実用化の時期、現状の対応状況、開発状況などをまとめました。

今後スバルが自動運転技術の実用化に向けてどのような対応していくのか楽しみです!