電気自動車メーカーとしてのブランド力を不動ものにつつある、テスラ(Tesla)。

2017年には、テスラ・モーターズからテスラに社名を変更し、エネルギー事業も含めた事業拡大に乗り出しています。

その勢いは留まることを知らず、天才経営者イーロン・マスクのもと、自動運転機能でも他者に先手を打とうとしています。

テスラの自動運転車への取り組みについて、実用化の時期、現状の対応状況、開発状況などをまとめました。

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現状のテスラの自動運転システム

テスラの自動運転システムはすでに「モデルS」、「モデル3」に搭載されていますが、現状の機能は以下の3つです。

  • オートパイロット
  • オートレーンチェンジ
  • オートパーク

オートパイロット

テスラの自動運転機能の肝が、このオートパイロットです。

主に高速道路と自動車専用道路で自動運転が可能になります。

オートレーンチェンジ

ウインカーを出せば自動的に車線を変更します。

オートパーク

縦列と直角の駐車が自動で可能です。

テスラの自動車での実用化はいつ頃になる?

テスラのロードマップでは、2020年までにテスラ社から販売される自動車は全てレベル5の完全自動運転の機能をつけることを目標にしています。

2020年までに、というのは控えめな言い方であり、イーロン・マスクは2019年にはドライバーが居眠りできるようになる可能性が高いと語っています。

「モデル3」以降の車種にはアップデートで完全自動運転を実現

テスラから発売されているEV「モデルS」、SUV「モデルX」には、すでに部分的な自動運転機能が搭載されています。

この自動運転機能(オートパイロット)は、アップデートによってバージョンアップが図られてきました。

そして、2017年7月からいよいよ出荷が始まった新型EV 「モデル3」には、将来的なアップデートによって完全自動運転に対応可能なハードウェアが搭載されます。

つまり、ハードウェア的には、すでに完全自動運転可能な自動運転車が今年中には発売されることになります。

実際にアップデートによって完全自動運転技術が搭載になるのは2019年だと予想されます。

現在テスラから販売中の車種の対応状況

2017年現在、テスラから発売中の車種の対応状況をまとめました。

「ロードスター」には自動運転機能は搭載されず

2008年に発売されたテスラの最初の電気自動車「ロードスター」には、自動運転機能は搭載されていません。

さすがに10年近く前に発売された車種ですので、当然と言えば当然ですね。

アップデートで自動運転機能が搭載された「モデルS」

テスラから2012年に発売(日本では2013年)されたEV(電気自動車)で、発売当初は自動運転機能は搭載されていませんでしたが、2015年10月からアップデートによって自動運転機能「オートパイロット」が搭載されました。

日本の公道でも、2016年1月以降に使用可能になっています。

「モデルS」と同等の自動運転機能が搭載されたSUV「モデルX」

2016年に発売されたテスラ製のSUV電気自動車「モデルX」にも、「モデル3」と同等の自動運転機能が搭載されています。

今後のアップデートで完全自動運転機能を搭載予定の「モデル3」

2017年7月からいよいよ出荷が始まった新型EV 「モデル3」。

「モデルS」などにアップデートで搭載された「オートパイロット」は標準装備されています。

先ほど述べたように、今後のアップデートで完全自動運転機能が搭載される予定です。

テスラの自動運転技術の開発状況

テスラの自動運転技術の開発状況をまとめました。

トヨタとの提携は解消

トヨタとテスラは2010年に提携を行いましたが、関係はうまくいかず、2016年にはトヨタがテスラの株式を全て売却し、提携は解消されています。

ドイツのダイムラーとも提携していましたが、こちらも2014年に提携を解消しています。

もちろん、提携解消といっても必ずしもネガティブなものではなく、提携当時に比べてテスラの会社としての力は非常に強化されており、当時と状況は大きく異なっています。

また、ベンチャー精神溢れるテスラと大企業の考え方には様々な違いがあったのだと思われます。

2016年6月に「モデルS」での自動運転中に死亡事故

2016年6月にはオートパイロット機能で自動運転中のモデルSが左折してきたトレーラーと衝突して運転手が死亡するという事故が起こりました。

部分的な自動運転にもかかわらずドライバーがDVDを見ながら運転していたなどの事故当時の状況から、テスラ社もアメリカ交通安全局も、自動運転システムを含め車両に欠陥はないと発表しています。

自動運転機能を搭載されてから、テスラ社製自動車での事故は40%低下したと発表しています。

まとめ

以上、テスラの自動運転車への取り組みについて、実用化の時期、現状の対応状況、開発状況などをまとめました。

今後テスラが自動運転技術の実用化に向けてどのような対応していくのか楽しみです!