私はトヨタヴィッツRS TRD Racing (06年式)を中古車で購入しました。購入の際には少し遠方で走行距離が少し多かったものの、たまたま良い車両があったのでヤフオクから個人売買で購入し、自分で登録も行いました。

購入から現在約3年ほど経っており、私一人が通勤には使用していないのですが月に大体1000kmほど多い時では運転していて、2か月に一回ほどのスパンでサーキットなどでスポーツ走行をしています。

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トヨタ『ヴィッツ RS TRD Racing』とは

現在では「Netz Cup Vitz Race」という名称で開催されているヴィッツのワンメークレースのために販売された車両です。ベースは基本的にはRSでエンジンは1.5L NAの5MTなのですが、TRDによる追加装備が施されております。

追加装備には機械式LSD、強化クラッチカバー&クラッチディスク、6点+サイドバー付き定員乗車ダッシュ貫通ロールケージ、専用レース用サスペンション(車高調整機能はないがダンパー調整は可能)などがあります。

現在では新型ヴィッツが発売されており、この型のヴィッツはワンメイクレースには参戦不可能ですが、ラリーやレースなどでいまだに走っている車種です。

レース用で維持費の安い車種が欲しい方におすすめ

基本的には機械式LSDが入っていたり、ロールケージが入っているので、サーキットを思いっきり走れる車が欲しいとか競技に出たいとかそういった用途であるのならば維持費も安く、特に初心者にはお勧めできると思います。

特に一番魅力的な点としては部品が安く手に入れられる点であると思います。クラッシュやマシントラブルが発生した際にも基本的にヴィッツRS専用の部品というものがあまりないので、ラクティスやその他の小さなクラスのトヨタ車と大体のパーツにおいて互換性があり、ネットオークションなどで安く部品を手に入れられます。

特にミッション型式はスターレットなどと共通ですので、その時代のノウハウがある方はそれを生かすことが出来ます。

また、定員乗車のロールケージなので日常生活での使い勝手も比較的よいですし、燃費や税金、保険料などの維持費も低く抑えられます。

デメリットや人を選ぶ点

コンペティションユースを想定したグレードですので、「スポーティーなハッチバックが欲しい」とか「ホットハッチが欲しい」などのライトなユーザーにはあまり向かないのではないのではないのでしょうか?

車自体のデメリットとしてはとにかく重心が高いので高い縁石などに乗り上げた場合横転しそうになります。

また、同じ1.5Lの車としてはフィットやデミオがありますが、ジムカーナではサイドターンがしにくかったり、エンジンパワーや車重の面で競合車種に劣っているためジムカーナで勝とうと思うとかなり厳しいのではないかと思います。

実用性の面では、ロールケージの影響でサンバイザーが装着されていないため朝方や夕方の運転ではサングラスが必要となりますし、エアバック関連のリコールではダッシュ貫通ロールケージを嫌がり作業拒否される場合もあるようです。また、センターメーターは好き嫌いが分かれるようです。

基本がヴィッツだから、運転する上での利便性が高い

基本的にはヴィッツなので、小物入れなどの各種収納スペースが多く、荷物の多いサンデーレーサーには非常にありがたくなっています。

運転席から手の届く位置にあるドリンクホルダーは3か所、車内全体ではドリンクホルダーが7か所あります。インパネ側ドリンクホルダーは紙パック容器も入りますし、ドア側ドリンクホルダーは500mlペットボトルを入れた状態でドアの開け閉めをしてもボトルをしっかりと保持します。

さらに、インパネのドリンクホルダーは運転中にも姿勢・視界をあまり変化させることなく飲み物が取れる位置にあるので長距離ドライブでも安全かつ快適に運転することが出来ます。

また、センターメーターなので従来メーターのある位置に追加メーターを設置したり、スマートフォンホルダーを付けたりでき、どちらも非常に見やすいです。

ギヤ比は1速こそ少し離れているもののそれ以外は比較的クロスしており、街乗りでは一段高いギヤを、サーキットなどでは一段低いギヤを使って走る感じです。また、エンジンは基本的に回っていればトルクが出るようなフラットで扱いやすい特性で多少ギヤが合わなくてもぐいぐい加速します。

レースなどで重要になる熱対策ですが、エンジン・ブレーキ両方ともキャパが大きいので問題ありません。特に、ブレーキについては14インチが履けないほどの大径ローターですのでミニサーキットを1時間の走行枠を力いっぱい走っても全くと言っていいほどフィーリングの変化はないです。

まとめ

ヴィッツRS TRD Racingは新車状態で機械式LSDやロールケージなどが装着された競技向けモデルです。

競技用の装備として、機械式LSDやロールケージなどの専用装備が装着されているもの、基本はヴィッツです。

ベース車両の持つランニングコストの低さやユーティリティ、フラットで誰にも扱いやすい特性や信頼性などの良い点をしっかりと受け継いでおり、これからモータースポーツを始めようとする初心者にはお勧めできる車種であると言えます。