自動運転に関連する主要な自動車メーカーやIT企業がいつからだと予測・目標にしている自動運転の実用化の時期を一覧でまとめました。

どの企業の開発が進んでいるのか、逆に遅れをとっているのはどこなのかといった情報を判断するのに参考にしてください。

自動運転の実用化のレベルについて

一覧の前に、自動運転のレベル(1〜5)について軽くまとめておきます。

レベル1(運転支援)、レベル2(部分的自動運転)、レベル3(条件付き自動運転)、レベル4(高度自動運転)。レベル5(完全自動運転)です。

詳しいレベル分けは以下の記事にまとめてあります。

自動運転のレベルを解説!レベル0〜5まで定義の違いを紹介

それでは、自動運転の実用化の時期の自動車メーカー各社の予測・目標の一覧をまとめていきます。

国産自動車メーカー部門(6社)

トヨタ

トヨタ自動車は現在、レクサス『LS』にレベル2の自動運転システムを搭載しています。

2020年頃に高速道路での完全自動運転、2020年代前半〜半ばには一般の公道での完全自動運転の実用化を目標にしています。

トヨタの自動運転の最新情報まとめ!新型レクサスは自動運転車?

日産

日産は現在、『セレナ』に『プロパイロット』と呼ばれるレベル2の自動運転システムを搭載しています。

2018年内にレベル3の自動運転を高速道路で、2020年には市街地で実用化することを目標にしています。

完全自動運転の実用化時期は明確にしていませんが、2020年には完全自動運転の走行実験を始める方針です。

日産の自動運転の最新情報まとめ!プロパイロットのこれから

ホンダ

ホンダはまだ自動運転の実用化を行なっていません。

2020年にレベル3の自動運転を高速道路を実用化し、その後一般道で利用を拡大していきます。

2025年を目処に完全自動運転を実用化することを目標にしています。

ホンダの自動運転の最新情報まとめ!実用化には時間がかかる?

マツダ

2017年度以降に発売されるマツダ車には『i-ACTIVSENSE(アイ・アクティブセンス)』と呼ばれるレベル2の自動運転システムが搭載されています。

しかし、走る楽しみを大切にするために完全自動運転の搭載には消極的で、「完全自動運転を搭載する予定は無い」と言っています。

ただ、技術レベルとしては完全自動運転が可能なレベルを目指しており、2020年から実証実験、2025年から市販車に実用化することを目標にしています。

マツダの自動運転の最新情報まとめ!完全自動運転は搭載しない?

スバル

スバルは、最新版『アイサイト』でレベル2の自動運転機能を搭載していますが、マツダ同様に完全自動運転の搭載に消極的です。

『アイサイト』も、スバル自身は「自動運転システム」とは言わず、あくまで「運転支援技術」という姿勢は崩していません。

とはいえ、こちらも技術レベルとしては完全自動運転が可能なレベルを目指しており、2020年には高速道路での車線変更の実用化など、開発は進めていく予定です。

スバルの自動運転の最新情報まとめ!アイサイトは自動運転技術ではない?

スズキ

スズキは、自動運転技術の開発で遅れており、いつ実用化するかの目処も立っていません。

ただ開発に消極的なわけではなく、むしろ現在は積極的で、開発の遅れを取り戻すためにトヨタやソフトバンクと提携して開発を進めています。

スズキの自動運転の最新情報まとめ!他社との提携で遅れを取り戻す

海外自動車メーカー部門(7社)

テスラ

テスラは現在、『モデルS』と『モデル3』に、『オートパイロット』と呼ばれるレベル2の自動運転システムを搭載しています。

2017年に販売開始された『モデル3』は、今後のアップデートで完全自動運転への対応がされる予定です。

テスラのロードマップでは、2020年以降には販売される全てのテスラ車には完全自動運転を搭載する予定です。

テスラの自動運転の最新情報まとめ!アップデートで完全自動運転車に?

アウディ

2017年後半に、『アウディ A8』で世界で初めてレベル3の自動運転を実用化したのがアウディです。

2020年から2021年に、高速道路での完全自動運転を実用化することを目標にしています。

アウディの自動運転の最新情報まとめ!新型「A8」はレベル3を実用化

メルセデス・ベンツ

メルセデス・ベンツは現在、『Sクラス』と『Eクラス』の車種にレベル2の自動運転システムを搭載しています。

遅くとも2027年まで、早ければ2020年代初めには完全自動運転が実用化するとしています。

メルセデス・ベンツの自動運転の最新情報まとめ!どのクラスに実用化される?

BMW

BMWは現在、『5シリーズ』と『7シリーズ』の車種に、レベル2の自動運転システムを搭載しています。

2021年にレベル5の完全自動運転を実用化する計画です。

BMWの自動運転の最新情報まとめ!5年以内には完全自動運転に?

GM

自動運転開発が最も進んでいる企業の1つがGM(ゼネラル・モーターズ)です。

詳しい今後のロードマップは公開していませんが、すでにシボレー『ボルトEV』をベースにした完全自動運転車の公道での実証実験を100万台以上を始めています。

多くの企業は多くても数十台規模であり、100台以上の規模で実証実験を行っているのはGMだけです。

GMの自動運転の最新情報まとめ!すでに自動運転車の量産を開始?

フォード

フォードはまだ自動運転技術の実用化はしていませんが、2021年には完全自動運転車の量産化・実用化を始めることを目標にしています。

ただ、しばらくは『Uber』などの無人タクシー事業向けに提供され、本格t系に一般消費者向けに実用化されるのは2025年以降としています。

フォードの自動運転の最新情報まとめ!2021年には実用化?

ボルボ

ボルボは現在、『XC60』、『XC90』の車種にレベル2の自動運転システムを搭載しています。

レベル3の開発をスキップしてレベル2からレベル4へ一気に上げる予定で、2021年のレベル4の実用化に向けてすでに実証実験を開始しています。

ボルボの自動運転の最新情報まとめ!レベル2からいきなりレベル4へ?

IT企業部門(4社)

Google(グーグル)

Googleは、完全自動運転の実用化の時期をいつとは発表していませんが、2020年を目標にして開発していると言われています。

自動車メーカーの自動車にグーグルの自動運転システムを搭載する形なので、他社次第というのもあります。

Googleの自動運転の最新情報まとめ!グーグルカーは実用化されない?

ZMP(ゼットエムピー)

自動運転システムを開発するロボットベンチャーのZMPは、2017年度中に完全自動運転の走行実験を開始予定です。

2020年の東京オリンピックまでの実用化を目標にしています。

ZMPの自動運転の最新情報まとめ!上場延期の影響はなし?

Uber(ウーバー)

アメリカの大手タクシー配車サービスのUber。

無人タクシーサービスの提供予定しており、自動運転技術に開発を積極的に進めています。

Google同様に、他社の自動車に自社の自動運転システムを乗せる形になるので、明確な実用化時期をいつとは公言していません。

そもそも自動運転システム自体は自社のものにはこだわっていないので、自動車メーカーから完全自動運転車販売されればそれを使えばいいので、比較的早い段階での無人タクシーサービス開始が期待できるはずです。

Uber(ウーバー)の自動運転の最新情報まとめ!無人タクシーの実用化へ

Apple(アップル)

Appleはすでに自動運転開発をしていることを発表していますが、その開発は大きく遅れていると推定されています。

早い時期には登場しない可能性が高いので、気長に待ったほうがいいかもしれません。

Appleの自動運転の最新情報まとめ!AIシステムの開発に専念?

まとめ

以上、自動車メーカー・IT企業各社の自動運転の実用化の時期をいつからだと予測しているのかのまとめでした。

どの企業もほぼ間違いないのが、2020年代には完全自動運転車が登場するということですね。